学校訪問プロジェクト

「声優によるキャリア教育」お問い合わせ

学校・教育委員会・PTAの皆さまへ

この度は、一般社団法人こえのつばさが開催しております「声優によるキャリア教育（人気声優による学校訪問）」へのご関心いただきましてありがとうございます。「声優によるキャリア教育」とは、多くの子どもたちが大好きなアニメで活躍している人気声優が学校に訪問するプロジェクトであり、2022年より64回、約25,000名以上の児童生徒を対象に開催させていただいております。（2025年3月末現在）

本プログラムは、人気アニメで活躍する第一線で活躍する人気声優が来校し、文学作品の朗読・児童生徒が描いたイラストへのアテレコ・声優と児童生徒との朗読劇・質疑応答・キャリアトーク等を一体的に行う学校向けの出張授業です。子どもたちはプロの“声の表現”に触れることで、言葉の力を実感し、プロの表現力を体感し、読書への入口が開くとともに、努力や継続、自己表現の大切さを通して将来を考える契機を作り出します。

実施は声優の来校（対面）を基本とし、当日参加が難しい生徒には校内別室でのオンライン視聴に対応します。開催決定から最短約3か月後を目安に、学校のご希望日時に合わせて進行いたします。

これまでの実施では毎回満足度90％超の高い評価をいただき、授業後には読書意欲の高まりや学びへの前向きな姿勢が児童生徒・教職員からも多数報告されています。
今後の開催に向けてご検討されてます学校、及び各教育委員会のご担当の皆さまにおかれましては、まずはお気軽にご質問・お問い合わせください。

「声優によるキャリア教育」教育的効果について

① 読書推進・国語：声が「解像度」を上げる：聴く感動が“読む意欲”へ

プロ声優の卓越した表現技術による臨場感あふれる朗読は、単なる文字情報の伝達を超え、息づかいと韻律で言葉の抑揚・間を自在に可視化し、音韻意識と語彙の獲得を促す高密度な“聴く読書”です。物語の世界観や登場人物の機微が、声を通じてダイレクトに五感へと流れ込むため、視覚負荷（デコーディングの負担）を効果的に下げて内容理解を支え、読書不安を解消し、内発的な読書動機づけを強く高めます。

“本物の表現”にクラス全体で触れる体験は、共通の情動的な質感を共有させ、学力差や興味の多寡に関わらず**「わかる」「面白い」という参加実感を得やすいのが最大の特長です。この強烈な原体験は、授業後の朝読書・図書活動・音読指導へ自然に接続し、選書→再読→共有へという主体的な行動の連続を生み出します**。国語科の学習定着はもとより、他者の表現を深く解釈し、自らの「伝える力」を磨く土台形成にも直結する実践を目指します。

②キャリア教育：実体験が拓く「未来への解像度」

プロ声優がその「生き様」をもって語るキャリアトークは、華やかな世界の裏にある努力・継続・自己表現を、説得力ある実体験として体現します。成功体験以上に、失敗の乗り越え方や葛藤を率直に開示することで、困難にしなやかに立ち向かうレジリエンス（精神的回復力）と成長志向を涵養します。

生徒と本気で向き合う質疑応答は、憧れを現実的な目標へと再設定させ、自らの興味・強みの言語化を促し、「自分にもできる」という自己効力感と職業レディネスを高めます。日々の学びの意味を「自分事」として進路・科目選択や探究課題へと強固に接続。この真剣な対話の場は、協働的に聴く姿勢・発表力など非認知能力にも波及し、地域のロールモデルとの出会いが、翌日からの具体的な行動目標の設定（＝行動変容）に直結します。

③ 創造と協働の「化学反応」：「好き」を「職業意識」へと昇華させる

生徒が「創り手」として主体的に参加するイラスト作成は、内なるイメージを「創造」し、他者（仲間やプロ）と「協働」する、本プログラムの核となる双方向の表現活動です。特に、自ら描いたイラストにプロの声優が命を吹き込む「化学反応」は、「自分の創造がプロの技術と対等に渡り合えた」という強烈な達成感と揺るぎない自己効力感を喚起します。

また、仲間と一つの作品を創り上げる朗読劇の過程は、傾聴力・発信力といった基礎的なコミュニケーション能力のみならず、互いの表現意図を汲み取り「調整する力（協調性）」の基盤を育みます。将来クリエイターを目指す生徒にとっては、漠然とした憧れを「現実的な職業意識」へと変える決定的な原体験となり、創造の喜びと「協働のリアリティ（困難さ）」を実体験で学び、「他者に伝わる」主体的な自己表現力の向上に直結する実践を目指します。

開催ロードマップについて

「お問い合わせ」から「声優によるキャリア教育開催」までの説明を致します。

STEP 1：お問い合わせ・ご相談

まずは、HPのお問い合わせフォームにてお気軽にご連絡ください。開催に関するご質問、ご不安な点など、どんな些細なことでも専任の担当者がご対応いたします。

STEP 2：学校内・教育委員会内でご検討

ヒアリング内容に基づき、開催に向けたプログラム案をご提案します。開催に向けてのご検討をお願いいたします。

STEP 3：開催決定（開催許諾・契約）

ご提案内容や実施条件にご納得いただけましたら、開催への許諾をお願いいたします。（※この段階で必要に応じて契約書等を交わします）

STEP 4：日程と声優の調整

正式決定後、具体的な開催日程と訪問する希望声優の調整に入ります。

開催可能日の候補をお伺いします。（開催日が多いほど、学校が希望する声優を呼べる可能性は高くなります）

ご希望の声優、またはご希望の大まかな声優カテゴリ（例：男性の若手、女性のベテラン等）をお伺いし、出演する声優の調整を行います。

※ご希望に沿えるよう最大限調整しますが、声優のスケジュール等により必ずしもご希望通りにならない場合がございます。

STEP 5：プログラム内容の決定と「事前準備」

開催日と声優が決まりましたら、当日のプログラム（1コマ45～50分）の詳細の打合せをお願いします。学校側で「事前準備」を開始していただきます。

＜学校との打合せ内容（例）＞

朗読作品の選定：声優に読んでほしい作品を「青空文庫」から1つ選びます。

イラスト作成：声優がアテレコを行うイラスト作成をお願いします。こちらから指定する「キャラクターとセリフ」を基に、生徒さんにオリジナルイラストを描いていただきます。学校オリジナルキャラクターへのアテレコも可能です。

朗読劇の準備：参加生徒を選出し、こちらからお渡しする台本で事前に数回練習をお願いいたします。

質問の準備：声優への質問は、事前にご送付ください。（※内容により修正をお願いする場合があります）

お題の準備：声優からのメッセージで伝えてほしいお題（例：夢を持つこと、読書の大切さなど）を決めてください。

STEP 6：本番当日

プログラム本番の日を迎えます。

スタッフ・声優の到着：本番の2～3時間前に学校に到着し、リハーサル等を行います。

学校側での機材準備（★重要）：「マイク3本」と「プロジェクター（イラスト投影用）」のご準備をお願いいたします。

動画撮影：当日の様子は「こえのつばさ」側で動画撮影を行います。

STEP 7：実施後のフォローアップ

授業実施後、効果測定と振り返りのためのフォローアップを行います。

学校側：事前に配布するアンケート用紙で、生徒・教員の皆様の感想文・アンケートを回収し、当法人へご郵送ください。

当法人側：当日撮影した動画データをDVDにして、後日学校へ郵送いたします。振り返りや校内報告にご活用ください。

過去開催実績紹介

YouTube

過去に学校にて開催しました「声優によるキャリア教育」の様子です。

他にも過去開催実績の動画がございますので下記リンクよりご覧ください。
こえのつばさYouTubeチャンネルはこちら

過去開催実績校の紹介です。（PDF形式）
過去実績（2025年3月現在）PDF

開催をご希望・ご検討中の皆さまへ

声優が参加してのイベントをご検討中の皆さまにおかれましても、まずはご相談等を受け付けております。
今後、開催に関してご質問やご不明な点等ございましたらお気軽にご連絡をお願いいたします。