SDGsの取り組みについて
SDGsの取り組みについて
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2030年までに世界の貧困を終わらせ、「誰一人取り残さない」持続可能な世界の実現を目指す国際社会共通の目標です。
2015年の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、17の持続可能な開発目標(SDGs)と、より具体的な目標である169のターゲットが定められました。
一般社団法人こえのつばさでは、朗読事業を通じて読書の普及と発展に力を尽くし、多くの人へ質の高い教育と貧困による教育格差、また地域格差のない教育を目指し、読書の楽しさ・喜びを届けていきます。
貧困世帯の子どもたちへの取り組み
最低限の日常生活もままならないことを「絶対的貧困」と呼ぶのに対し、その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態にあることを「相対的貧困」と呼びます。具体的にはその国の国民全員の所得の中央値の半分を下回っている状態を指し、日本では6人に1人が相対的貧困状態と言われています。
現在多くの団体でも貧困対策の取り組みを行っている中で、当協会では「声優による文学作品の読み聞かせ朗読活動」のYoutubeでの無償配信を行っております。これはすべての子どもたち、特に貧困世帯の子どもたちにも気軽に利用して欲しいとの願いから活動を行っております。またアニメ・ゲーム業界の皆さまとのつながりを生かし、アニメ・ゲームグッズなどを当協会で購入し地域の子ども食堂などを通じて無償配布などの活動にも取り組んでいます。
「子どもたちの心を満たす活動」を通じて、将来への夢や希望を持たせる活動へとつなげていきます。
人気声優と子どもたちとの心通う交流活動
人気声優による学校に訪問し直接子どもたちと触れ合う機会を設ける「キャリア教育」を開催しています。子どもたちから見て大人気職業でもある「声優」からの読書推進のメッセージは子どもたちにとって将来にわたり大切な思い出となります。2022年3月豊島区内にてキャリア教育を開催し、その後図書館で本を借りて読む子どもたちが増えたとのお話もいただきました。
また、全国の子どもたちや日本語を学ぶ外国人の人たちなどに利用してもらうために、人気声優による文学作品の読み聞かせ朗読活動を行っております。好きなアニメのキャラクターを演じる声優が朗読を語ることで、それまで文学作品に興味がない子どもたちが朗読に触れることで本を好きになってくれるように制作しています。また声優の読む朗読はわかりやすい日本語として外国人の方にも好評です。こうした活動を通じて一人でも多くの人たちに読書の素晴らしさを伝える活動を行っています。
「子どもの読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないもの」と法律でも明記されています。今後とも声優の皆さまと一緒にSDGsの理念である「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」に取り組んで参ります。