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「運命の出会い」は突然にー岡村明美さんによる特別授業

2026年2月16日、東京都教育委員会の主催による「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」の一環として、江戸川区立中小岩小学校にて声優の岡村明美さんをお招きした「声優によるキャリア教育」を開催しました。
『ONE PIECE』のナミ役や『紅の豚』のフィオ役など、数多くの人気作に出演されている岡村さん。冒頭で「この船の航海士は誰!?」というナミの名台詞をご本人の声で披露してくださると、会場の緊張が一気にほぐれ、大歓声と拍手に包まれました。

声で描く「ラプンツェル」の世界

まずは、グリム童話『ラプンツェル』の朗読をご披露いただきました。 魔女の恐ろしい声から、ラプンツェルの可憐な歌声、王子様の凛々しい声まで、たった一人で演じ分けるプロの技術に、児童たちは圧倒されました。「絵がないのに情景が浮かんだ」「何人もいるみたいだった」といった感想が挙がるほどでした。岡村さんからは「文字を読むのではなく、塔の高さや景色を想像しながら読むことが大切です」と、音読のアドバイスもいただきました。

イラストから飛び出したキャラクター

続いて、児童たちが描いたオリジナルイラストに岡村さんがその場で声を吹き込む「生アフレコ」が行われました。 「スポーツ少女」「不思議な魔女」「うさぎの妖精」という個性豊かなキャラクターたち。岡村さんがイラストから性格や年齢を想像して声を当てると、会場からは「すごい!」「イメージ通り!」と驚きの声が上がりました。岡村さんも「絵から性格や好きなものが伝わってきて、演じていてとても楽しかったです」と、児童たちの表現力を絶賛してくださいました。コーナーの最後には、サプライズでイラストの原本にサインを入れてプレゼントしていただき、児童たちにとって一生の思い出となりました。

心を合わせた「春の雪だるま」

「春の雪だるま」をテーマにした朗読劇では、5名の代表児童が動物役として岡村さんと共演しました。 寂しがり屋の雪だるまと動物たちの心温まる物語を、児童たちは恥ずかしさを乗り越えて堂々と演じきりました。岡村さんは「恥ずかしい気持ちを置いておいて、みんなで一つの世界を作るのはとても楽しいことです」と、共演した児童たちの頑張りを温かく称えてくださいました。

「相手を想う」ことが大切

児童からの質問コーナーでは、深い学びがありました。 代表的な質問として「声優をする上で大切なことは?」と尋ねられると、岡村さんは「相手(キャラクター)の気持ちを考えることです。何を考えて、どう行動したのかを想像する。これは普段の生活でお友達の気持ちを考えるのと同じくらい大切なことです」と答えてくださいました。 このほかにも、声優になったきっかけや仕事の裏側など、数多くの質問に一つひとつ丁寧に答えてくださいました。

夢がなくても焦らないで

会の最後には、ご自身の経験を踏まえた温かいメッセージをいただきました。 高校生まで夢がなかったという岡村さん。「今、夢がなくても焦らないでください。私のように、ある日突然『運命の出会い』があるかもしれません。自分の心と向き合って、何が好きかを考える時間を大切にしてください」という言葉は、将来に迷う児童たちの心を軽くし、勇気づけてくれたようです。

今回の講演会は、プロの技術に触れるだけでなく、「相手を思いやる心」や「自分と向き合う大切さ」を学ぶ、笑顔あふれる貴重な時間となりました。岡村明美さん、本当にありがとうございました!

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